雨のローズパレード

姉妹店は「マツモト・キホーテ」?



東アラブの民よ!! 空っ風は寒いか?


渡米してからほぼ1週間が過ぎたが、ほとんど晴れない。南カリフォルニアでは朝から大雨洪水警報が発令され、ほとんどの人が正月休み最後と言うのに出掛ける雰囲気でもなし。


しかも、今日はカリフォルニアっ子お楽しみの「ローズパレード」なるものが開催される日。このローズパレードの歴史は古く、初めて開催されたのは1890年。カリフォルニア州パサディナに住むの地元の名士が、カリフォルニアの温暖な気候を祝うべく、フランスはニースで行われていた行事をまね、パレードを始めたのがきっかけとのこと。


当初はパレードに加え自転車の競技などが行われていたのだが、1902年からはアメリカンフットボールの試合が組み込まれ、現在では全米大学フットボール界で最も権威のある試合のひとつである「ローズ・ボウル」となって、全米はおろか世界中に放映されている。なお、ローズ・ボウルは2日後の1月4日に開催。


ローズパレードは毎年、1月1日に行われるのが通例なのだが、日曜日にはパレードを行わないルールがあり(昔、パレードで歩く馬のいななきが教会で行われるミサを邪魔しないために決められた)、今年は1月2日に開催。


どんなパレードかと言うと、私の印象で最も近いのは、大阪の「御堂筋パレード」。つまり、吹奏楽のマーチングバンドと企業スポンサーの山車(フロート)が街の目抜き通りを練り歩くって感じ。特に凝った演出はなし。でも、「ローズ」というぐらいなので、花をテーマにした山車が多めで、御堂筋パレードに「花の万博」を少し加えた程度。


このようなパレードなので、当然、晴天が大前提で、1月1日というのもただ年初というだけでなく、当地では降水確率が低い日として決められたのことであり、実際、100年以上の歴史の中、雨が降ったのは9回程らしい。だのに、なぜ。この大雨。


テレビ中継では、レポーターが必死に盛り上げているが、テレビを見ているこちらとしては、現場はやけくそとしか見えない。とにかく、寒そう。あまり寒さには耐性の無い人達だろうから、見ていて痛々しい。しかも、山車は雨にやられて、アニメっぽい恐竜のフロートなぞは、目から黒い液体(絵の具?)をたれ流し、子供が見たら多分泣き叫ぶだろうな〜と思わざるを得ない地獄絵図に。でかいだけに迫力があるだろうな、現場は。。。


でも、野外ロックフェスティバル然り、雨の中の野外イベントは盛り上がるので、参加している人は、それなりに熱狂しているんだろうなと、温かい目で見守ることにして、雨の中買出しへと赴いたのでありました。



本日のギャフン


注)「ギャフン」:驚愕の気持ちを表す単位。良くても悪くてもよい。

1ギャフンは、おおよそ、赤星の盗塁成功、もしくは、川相のバント成功ぐらいの驚き。