狂ったお金
東アラブの民よ、東証ジェットコースター発射秒読み!?
こちらのTV番組紹介です。
「Mad Money」という番組。視聴者参加型のトークショーと言えばいいのか、なかなか説明がつきにくいのだが、結構気に入っているので、だめもとで説明に挑戦。
1時間、株価の話です。視聴者が電話で気になる銘柄の動向に関し質問し、ホスト(James Cramer)が、その銘柄に関し見解を述べるという番組。仕組みはいたってシンプル。ただし、すさまじいのはホストのテンション。
超高い。
つうか、「ドーピング?」といいたくなるような巻くしたてかた。チャンネルを回していて、何気なく見始めて、まじめにマーケットの話をしているんだと納得できるまでかなり時間がかかった。
1銘柄につき約30秒ぐらいで概要を説明し、結論として「BUY!」、「SELL!」と叫びまくる。ちなみに、声がかれてくると、「BUY」、「SELL」の叫び声が出てくるボタンを連打し、ほぼラップ状態。「モォ〜」と牛の声がでるボタンもあり、勢いづくと、「SELL」、「BUY、BUY、BUY、SELL、モォ〜!!」なんてことになります。
TVモニターを投げつけたり、画面にパンチ入れたりとビジュアルは超過劇。でも、ただのおちゃらけ番組ではなく、内容は肉厚。目が血走ったホストさんの前職は平均年率24%のリターンを叩き出すヘッジファンド運営会社の社長で、その分析と説明は短時間ながら的を得たもの。しかも、ほぼライブ状態で矢継ぎ早に投げかけられる銘柄に対する回答を聞いていると、その見識に驚かされます。
画面には見やすいチャートが随時出てきて、視覚的にも分かりやすくできている。多分、比較的若年層向けの番組と思われ、電話質問に出てくる人たちもとても若い感じ。自分は特に株をするわけではないが、見ているだけでも各産業の動向や注目企業の株価の推移がつかめるので、会社の同僚と与太話をするときに結構使える番組です。
日本でも、トレーディングをする人たちが増えてきていますが、やはり投資大国アメリカ。いろんな切り口があるものです。
本日のギャフン
- うちの会社の株価は赤丸急上昇中:50ギャフン
注)「ギャフン」:驚愕の気持ちを表す単位。良くても悪くてもよい。
1ギャフンは、おおよそ、赤星の盗塁成功、もしくは、川相のバント成功ぐらいの驚き。