Lesson 2 - 要チェックや!!

これも要チェックや!!



「飛べない豚は、ただの豚さ」


この台詞が心の端に引っかかり、はや十年以上。そして、この一年間はLAに島流し。一念発起、合法的に「空飛ぶ」免許を取ることにしました。


今日は海外出張明けのレッスン。昨日は国際線を乗り継ぎ20時間の大移動。家に着いたのは深夜12時過ぎ。そして、レッスンは朝8時から。こちらは半分死にかけて登場。


すると、マット教官も昨夜は彼女とデートだったらしく、目が真っ赤。お互い、今度からレッスンは午前10時以降に設定しようと堅く誓い合った後、レッスンへ。


私が通うスクールのシステムは、完全予約制で、スクールのHPを通じて教官と機体をそれぞれ予約する段取りとなっています。今回は、機体と教官の空き状況がうまくかみ合わず、やむなく8時となったのですが、やはり辛い。


さて、前置きはとにかく、今回のレッスン・ポイントは、フライトチェックリスト。


フライト・チェックリストは、安全かつ合法的にフライトを行うために必要となるチェック項目が記載されたシートのことであり、このシートに記載された項目に基づいて、パイロットは飛行前、飛行中、飛行後の機体点検や機体操作を行います。


つまり、安全運転のイロハ。肝に叩き込まんとね。まずは、必要書類および機体の点検。


機体の内外をうろうろとし、



‐機体の登録証書や操縦マニュアルが完備されているかどうか
‐機体に傷やボルトの抜け落ちが無いかどうか
‐ラダーやフラップの隙間に石やごみが挟まってないかどうか
‐計器類は正常に機能しているかどうか
‐ガソリンは充分かどうか、また、水などの不純物が混入してないかどうか
‐タイヤに傷は無いかどうか


などなど、何十項目にもわたるチェック項目をマット教官と一つ一つ指差し確認していきます。とにかく、いったん飛んじゃったら、途中で急停車して確認するわけにも行かないので慎重に。ちなみに、ガソリンに関しては特に慎重で必ず注射器のお化けのようなものを使って、燃料タンク(翼の中)からサンプルをとり、目視にて色と不純物の有無を確認し、匂いまで確認するのですが、おそらく軽い二日酔いだと思われるマット教官においては、匂いをかいだ瞬間、眉間にしわがよってました。。。(彼の名誉のために追記しますが、その後の彼の教官ぶりおよび機体操縦は十二分にプロフェッショナルでした。)


今回はチェック項目を確認(?)することがメインだったので、地上で1時間ほどみっちり説明を受けながら点検項目を消化しつつ、その後は空へ。飛行後も各機器の点検やフライト時間のチェックなどいくつも確認事項があります。なお、飛行機では車と違い距離ではなく時間が機体利用の目安となり、機内に据え付けてある時間メーターを基に訓練時間の集計やレンタル代の計算を行います。


飛行後の点検もすべて終了し最後は、スクールのオフィスにて私のログブック(飛行記録書)に飛行時間、訓練内容、教官のサインをいただき、レッスン終了となりました。


今回の飛行時間:0.9時間


注記)上記のテクニカルな内容は勉強中でもあり、記載されている情報に誤りがある可能性もあることを、あらかじめご了承ください。もし、間違いに気づかれた際は、どしどしご指摘ください。