仮住まいとはいえ

今は泳げないけど、お家のプール



東アラブの民よ!! ライフラインは磐石か?


さて、本日は仮住まいの紹介。今週末にはお別れなので、チラッと書いてみます。


場所はダウンタウン。アパートメント(こちらでは「マンション」というと大豪邸を指します。)の名前はPegasus Apartments - Financial District, Los Angeles - 612 S. Flower Street | EquityApartments.com。どう?飛んでいきそうな名前でしょう。ロビーには、室内なのに噴水が。そして、エレベーター乗り場には、ペガサスの頭の石造が複数。。。どう?飛んでる内装でしょう。


この建物、実は1949年に石油協会ビルとして建てられたオフィスビル。当時の新進気鋭の建築家を用い、最新鋭の技術を駆使して建てられたそうな。外見の全体感は重厚な作りで、いかにも当時の古きよきアメリカの気風を備えており、また外装のディテールに目をやると、ミッドセンチュリー的モダニズムを感じさせるなかなか味があるこしらえ。


時が移り、ダウンタウンが廃れると共にこのビルも老朽化が進んでいたが、2004年には、アメリカの不動産投資ファンドデベロッパーが買収し、住宅とするべく大改修を行い、ペガサスとして復活したのであります。それまでは長期にわたりダウンタウンの中心部は治安の悪化など生活環境とは呼びがたい状態が続いていたのでありますが、近年は、景気回復および都心回帰により中心部の再開発が進み、若い高所得者層が住む住宅エリアとして注目を集め始めたことがその背景にあります。


よって、当アパートメントも、外見はどっしりとしていますが、内装はさっきも言ったとおり、かなり飛んでいます。また、キッチンや空調設備などは最新鋭で、各部屋には高速インターネットが引いてあるなど、ライフラインはまったくもって問題ないです。また、共用部も充実しており、屋上にはLAの摩天楼を見渡せるプールとフィットネスクラブがあるなど、どこまでも心憎い仕掛けがふんだんに配されています。


間取はワンルーム(こちらではStudioといいます)から複数のベッドルームを備えた部屋まで多岐にわたりますが、一番小さい部屋で大体45平米ぐらいですので、東京のワンルームとはかなり違った印象を受けます。以前も書いたかもしれませんが、家賃は13万ぐらいからスタートするので、決して安いとはいえません。多分、郊外だったらトイレが3つぐらいついてる一軒家が余裕で借りれるはずです。


住人に目をやると、若い人が多く、どうやら近くの金融/IT街で働く人っぽいです。みんなフレンドリーでアメリカの大学寮っぽい雰囲気なのですが、その分、週末の夜は若干にぎやかでもあったりします。どうやらみんなエネルギーがあまっているらしく、フィットネスルームに行ってみると、ウォーキングマシーンで全力疾走している人を沢山見かけます。あの勢いだと、こけたら間違いなく死ぬでしょう。ちなみに、会社の同僚であるエバン君とデップ君は同じアパートに住んでいます。


同僚が事故死しないことを心より祈っています。


本日のギャフン

  • 乾燥機を使ってワイシャツを乾かしたら皺くちゃに:20ギャフン
  • アイロンの火力(?)が弱くワイシャツのしわ伸びず:30ギャフン


注)「ギャフン」:驚愕の気持ちを表す単位。良くても悪くてもよい。

1ギャフンは、おおよそ、赤星の盗塁成功、もしくは、川相のバント成功ぐらいの驚き。